肩の痛みの治療法

肩の痛みの原因

エメラルド整形外科疼痛クリニックには特徴的な治療法が数多くありますが、その中で最も特徴的なものが、肩の痛みに対する治療です。

 

まず、肩の痛みについては、腱板断裂が原因と一般的には考えられているようですが、これは正しくありません。

ちなみに、腱板断裂と診断された場合は、肩関節に注射をしたり、リハビリテーションが行われることが多いようです。

しかし、あまり効果がありません。

 

これまでの経験からは、肩の痛みの8~9割は肩鎖関節による痛みです。

五十肩・四十肩について

五十肩は、

  • 50歳代を中心とした中年以降に、肩関節周囲組織の退行性変化を基盤として明らかな原因なしに発症し、肩関節の痛みと運動障害を認める疾患群(佐藤毅ほか:骨・関節・靭帯、 2004)

と考えられています。

 

また、

  • 五十肩には特に誘因が認められないことが多い
  • 好発年齢は40~60歳代信原克哉

(肩-その機能と臨床- 第3版、 2001、Harryman DT Ⅱ, et al. The Shoulder, 1998.)

とも報告されています。

 

四十肩については、五十肩のような症状が40代の方に発症した時に呼ばれているようです。

五十肩・四十肩の人はほとんどいません

上記のように、五十肩・四十肩は

  • 特に誘因がないこと

が診断基準になります。

 

つまり、腱板断裂など、明らかな原因がある場合には、そちらが病名となります。

ですから、肩の痛みがあり、原因が分からない時に五十肩・四十肩と診断されることになります。

 

しかし、現実的には、肩の痛みの原因はほとんど特定できます。

ですから、五十肩・四十肩の人はほとんどいないということになります。

 

では、五十肩・四十肩と一般に診断される症状の本当の原因は何でしょうか?


肩の痛みの治療戦略

実は、ほとんど知られていませんが、肩の痛みの8~9割は肩鎖関節による痛みです。

ですから、エメラルド整形外科疼痛クリニックでは、

①まず、診察で肩の痛みが、肩鎖関節によるものか、腱板断裂によるものかを判断します

これには、一般に行われている棘上筋テスト棘下筋テストのほか、ほとんど行われていない肩鎖関節テストを行います。

②腱板断裂が疑われる場合には、MRIで評価をします

腱板断裂で頻度の高いものは、棘上筋腱断裂で、次いで棘下筋断裂です。

このほか、稀に肩甲下筋断裂を起こしていることもあります。

これらはクリニックのオープン型MRIで描出することが可能です。

③肩鎖関節による痛みが疑われる場合には、肩鎖関節にブロック注射を行い、効果を判定します

痛みの原因が肩鎖関節の場合、ブロック注射によりわずか数分症状がかなり改善します。

もちろん、肩関節への注射ではありません。

④漢方薬を使用します

肩鎖関節へのブロック注射は通常、大いに有効ですが、2~3回注射をしても症状が続く場合には、漢方薬による治療を行います。

実は、肩は漢方薬がよく効く関節の1つです。

⑤肩に効く西洋薬を使用します

これらを行っても痛みが続く場合には、肩に効く西洋薬を使用します。


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