痛みの治療の現状

①低い治療効果

現在、医療は着実に進歩しています。

これは事実です。

そして中でも、整形外科は最も進歩が著しい診療科の1つです。

 

しかし、実際の臨床現場においては、医療が進歩しているにもかかわらず、痛い・痛みがよくならない患者さんが今だに多いことが報告されています。

下の円グラフをご覧ください。

これは、整形外科領域の慢性疼痛(3か月経過しても治らない痛みのこと)に対する治療の有効性を示した円グラフです。

驚きになられると思いますが、「完治」や「改善」はたった12%しかありません。

”現在の治療”では、たった12%しか慢性治療は改善しないという結果です。

 

これで十分といえるでしょうか?

②低い満足度

それでは次は、実際に慢性疼痛の治療を受けている患者さんが、現在の治療にどれだけ満足しているかを示します。

下の円グラフは、整形外科疾患で慢性疼痛の治療を受けている患者さんの実際の満足度です。

こちらも驚ろきになられると思いますが、「大変満足」はわずか4%、「やや満足」は32%、これら2つを合わせた合計はたった36%です。

つまり、たった36%の患者さんしか、現状の治療には満足していないことになります。

 

これで十分といえるでしょうか?

③痛みに対する治療結果のまとめ

  • 「完治」と「改善」をあわせて、12%
  • 「大変満足」と「やや満足」をあわせて、36%

これが、現在の整形外科領域の慢性疼痛の治療の現状です。

 

なぜ、こんなにも慢性疼痛の治療がうまくいかないのでしょうか?

【痛みが良くならない理由】で詳しくご説明します。