慢性疼痛バイオフィードバック治療

慢性疼痛とは

慢性疼痛とは、一般的に治ると考えられる時期(目安は3か月)を過ぎても痛みが続いている状態のことです。

慢性疼痛の原因には、けがなどの外傷、変形性関節症、原因がはっきりしない痛みなどがあります。

 

慢性疼痛は、標準的な治療法である生物医学的モデルによる治療では、治療が困難なことが報告されており、最新の治療法である生物心理社会モデルによる治療が望ましいとされています。

慢性疼痛にはバイオフィードバックが有効

慢性疼痛には、生物心理社会モデルによる治療が望ましいことは既に報告されていますが、生物心理社会モデルを臨床現場で行うことはかなり困難であり、ほとんど行われていません

この問題点を解決する1つの方法が、バイオフィードバックです。

 

バイオフィードバックは、「身体」の状態をリアルタイムに画像化し、その画像を見ることで何らかの反応を起こす方法ですが、「心」の状態も画像化することができます。

そのため、バイオフィードバックは、生物心理社会モデル合致しているため、慢性疼痛治療に有効です。

 

バイオフィードバックは、クリニックの治療方針である「両極」の治療のうち、

  • 西洋医学
  • 「身体」に対する治療と」に対する治療
  • 薬を使わない医療
  • 最新の治療

に該当します。

慢性疼痛バイオフィードバック治療

2019年5月から、慢性疼痛(痛み)に対するバイオフィードバックを使用した治療を行う慢性疼痛バイオフィードバック治療を開始しています。

 

対象疾患は、

です。

 

具体的には、まずはじめに、

  • ストレステスト
  • リラックステスト

を行い、これらのテストの結果疾患に応じて

などのバイオフィードバック治療を使い分けます。 

慢性的な痛み・痛いにお困りの方で、慢性疼痛バイオフィードバック治療をご希望の方は、ご連絡ください。

バイオフィードバックが有効な疾患と、有効性のあるバイオフィードバック療法の表です。肩こり・腰痛には筋電図バイオフィードバック、治らない痛みには脳波ニューロフィードバックが有効です。
 エメラルド整形外科疼痛クリニックは、全国でもほとんど行われていない心拍変動バイオフィードバックによる自律神経の改善を行っています。

心拍変動バイオフィードバック

エメラルド整形外科疼痛クリニックは、全国でもほとんど行われていない筋電図を使用した筋電図バイオフィードバックリハビリテーションを行っています。

安静座位の腰の筋肉の筋電図(上から順に、左多裂筋・右多裂筋・左腹横筋・右腹横筋)

左多裂筋・右多裂筋・左腹横筋で安静時にも関わらず、筋収縮があり、不随意筋緊張 (dysponesis)の状態にあります

エメラルド整形外科疼痛クリニックは、全国でもほとんど行われていない筋電図を使用した筋電図バイオフィードバックリハビリテーションを行っています。

安静座位の腰の筋肉の筋電図(上から順に、左多裂筋・右多裂筋・左腹横筋・右腹横筋)

4つ全ての筋肉で不随意筋緊張 (dysponesis)が消失しています


保険適応

慢性疼痛バイオフィードバック治療は、健康保険 で行うことが可能です。

つまり、

  • 一般の方であれば3割負担
  • 後期高齢者の方であれば1割負担

で治療が可能です。

 

なお、労災・自賠責の保険では、原則、行っておりません。


一般外来から慢性疼痛バイオフィードバック治療へ

一般外来では、まず、一般的な治療(問診・レントゲン撮影・診察)を行います。

その上で、クリニックの治療方針である『「両極」の治療』に則り、

  • 標準的な治療:西洋薬、運動器リハビリテーション、物理療法など
  • 漢方薬
  • 認知行動療法

などを施行します。

しかし、これらの治療を行っても、痛みが十分に改善しない場合に、慢性疼痛バイオフィードバック治療として、バイオフィードバックを使用した治療を開始します。

 

そのほか、場合により、標準的な治療を行う前でも、

  • 筋肉の緊張が強い肩こり
  • 筋肉の緊張が強い腰痛

には、慢性疼痛バイオフィードバック治療として、バイオフィードバックを使用した治療を開始します。

 

ほかに、

  • 他院ですでに多くの治療を行っているにも関わらず痛みが良くならない

場合にも、慢性疼痛バイオフィードバック治療として、バイオフィードバックを使用した治療を開始します。

慢性疼痛バイオフィードバック治療の流れ

①一般外来で慢性疼痛バイオフィードバック治療としての治療が決定された場合、次回再診日に2種類のテスト(ストレステスト・リラックステスト)予約します。

 

次回再診時は、バイオフィードバックに精通した担当者による上記2種類のテストをバイオフィードバック専用室(診察室3)で行い、その後の外来診察の際に、テスト結果の説明と結果に応じた治療法の決定を行います。

 

その次の再診時から、決定した治療法を開始いたします。

バイオフィードバック技術を用いることにより自立神経の評価が可能です。これはストレスに対する反応を診るストレステストです。

ストレステスト

バイオフィードバック技術を用いることにより自立神経の評価が可能です。これはリラックスができるかを診るリラックステストです。

リラックステスト



バイオフィードバック専用室(診察室3)

エメラルド整形外科疼痛クリニックでは、第3診察室をバイオフィードバック専用室としており、ここでバイオフィードバック療法や瞑想を行っています。

エメラルド整形外科疼痛クリニックでは3つの診察室があります。

診察室1・2は整形外科外来用ですが、診察室3はバイオフィードバック専用となっております。

 

診察室3はバイオフィードバック機器一式の他、測定の際に使用するマッサージチェアが装備されています。