漢方薬・東洋医学:痛みに極めて有効

漢方薬・東洋医学とは

東洋医学は、文字通り、東洋で発達・受け継がれてきた医学のことです。

インドのアーユルヴェーダを発祥として、長い時間を経過しながら、中国そして日本に伝わってきました。

そして、東洋医学で使用する薬剤が、漢方薬です。

漢方薬・東洋医学の稀有な特徴

漢方薬には、西洋薬にはない稀有な特徴が2つあります。

それが、

  • 体調・体質を改善できること
  • 西洋医学には存在しない痛みの原因を認識し、治療法が確立していること

です。

●体調・体質を改善できる

漢方薬は、寒い状態(寒証といいます)を、寒くも熱くもない中庸の状態に戻すことができます。

同様に、熱い状態(熱証といいます)を、寒くも熱くもない中庸の状態に戻すこともできます。

氣虚という、体のエネルギーが減少した状態を、もとのエネルギーが充実した中庸の状態に戻すこともできます。

 

これが、漢方薬・東洋医学による体調・体質の改善で、稀有な特徴の1つ目です。

●西洋医学には存在しない痛みの原因を認識し、治療法が確立

もう1つの稀有な特徴は、西洋医学では認識していない2種類の痛みの原因を認識し、治療法が確立していることです。

 

1種類目は、「不通即痛」といって、氣・血・水などがスムーズに流れない場合に、痛みが生じるという概念があります。

一部の漢方薬は、この状態を改善することができ、結果として痛みを改善することができます。

 

2種類目は、瘀血といって血がよどんだ場合、(刺すような)痛みが生じます。

駆瘀血剤という一部の漢方薬は、この状態を改善することができ、結果として痛みを改善することができます。


漢方薬と証

漢方薬は、日本漢方そして中医学で使用される薬剤のことです。

生薬といって、多種多様の植物・動物・鉱物・化石を使用します。

このように多種多様な材料を用いるため、多種多様な病態に対応できるといえます。

 

東洋医学では、心身の状態をで表現します。

とは、「その人の現在の状態」のことで、西洋医学でいう病名のようなものです。

 

具体的には、「寒い状態」であれば寒証、「熱い状態」であれ熱証となります。

このほかにも、「元気が出ない状態」は氣虚、「イライラする状態」は氣逆、「うつの状態」は氣鬱となります。

なお、痛み(慢性疼痛・痛い)には、氣虚・氣逆・氣鬱も関係していることが多く、これらに有効な漢方薬が奏効することが頻回にあります。

 

各々の漢方薬には、治療することが可能なが決まっているため、個人個人のを見極め、証にあう漢方薬を使うことで治療を行います。

がわからなければ、漢方薬の選択ができませんので、を判定することは非常に重要です。

漢方薬・東洋医学による治療の流れ

1.診察

東洋医学では、四診というものを行い、を決定します。

四診とは、望診・聞診・問診・切診のことです。

 

望診とは、顔色、舌、皮膚、動作などを診ることをいいます。

特に舌を診ることを舌診といいます。

西洋医学ではほとんど舌を見ませんが、東洋医学では、舌を重視し、診ます。

 

聞診声やにおいを診ることです。

声の大きさ、張りなどを聞いて判断します。

 

問診症状、訴えなどの状態を質問し、聞き出すことです。

 

切診実際に触ることであり、脈をみる脈診、腹部をみる腹診があります。

 

一般的に重要性もこの望診・聞診・問診・切診の順であり、望診が最も重要といわれています。

 

2.証の決定

四診により、現在の状態であるを決定します。

証は1つとは限らず、2つあるいはそれ以上のこともあります。

 

3.漢方薬の選択

決定された証に対応する漢方薬を選択します。

ただし、漢方薬はかなり多くの種類があるため、証に対応する漢方薬が1種類とは限らず、複数あることが多くあります。

その際には、漢方薬に配合されている生薬なども考慮に入れて漢方薬を選択することになりますが、ここが漢方薬を使用する際に最も重要で難しいところです。

 

4.効果の判定

処方した漢方薬の有効性の評価を、再診の際に行います。

有効であれば、その漢方薬を継続となりますが、有効でなければ、他の漢方薬を選択します。

このようにして、有効な漢方薬を選定して、治療を行っていきます。

代表的な漢方薬

漢方薬には数多くの種類があります。

現在、日本で保険適応で使用できるだけでも100以上の漢方薬があります。

 

これらの中から、痛み(慢性疼痛・痛い)に効きやすい代表的な漢方薬をご紹介します。

学術報告

院長の漢方薬・東洋医学についての学術報告(受賞した学会賞や、著書・医学論文)を紹介します。


直漢法®について

ここで1つ大切なことがあります。

それは、「漢方薬を用いた治療は実はかなり難しい」ということです。

東洋医学は奥が深く、また、かなりわかりづらいために、漢方薬を使いこなして治療することができる医師は極めて少ない、ということが現状です。

整形外科も例外ではなく、漢方薬を使いこなして日常診療に当たっている医師はほぼ皆無だと思います。

 

そのような状況を改善するために、当クリニックの院長が作成した新しい漢方薬の治療体系が、『直漢法®(直観的漢方薬選択法)』です。

 

『直漢法®』の詳細については、エメラルド整形外科疼痛クリニックのもう1つの公式ホームページをご覧ください。

詳細はもう1つの公式ホームページを!

漢方薬・東洋医学については、エメラルド整形外科疼痛クリニックのもう1つの公式ホームページである直漢法®~自分で観て治す方法~で詳しくご紹介しております。

 

証、漢方薬の特徴、生薬について詳しくご説明しているので、ご興味がある方は、ぜひご一読ください。

エメラルド整形外科疼痛クリニックの漢方薬の使用法の1つが直漢法です

エメラルド式革新的漢方薬選択法とは

漢方薬は、整形外科領域の痛みや、婦人科疾患循環器疾患などに有効であることが広く知られています。

また、現在、爆発的に感染が拡大している新型コロナウイルスにも、有効性が示され始めています。

 

しかし、このように有効で魅力的な治療法であるのもかかわらず、医療現場で漢方薬が使用されることは、わずかです。

この問題を解決するために、2021年に院長が開発した手法が、エメラルド式革新的漢方薬選択法です。

直漢法と同様に、漢方薬に十分な経験がない医師でも患者様の症状を改善する可能性のある漢方薬を選択できるように作成しています。

なお、エメラルド式革新的漢方薬選択法は、医師が漢方薬を選択する手法なので、主体となる人は、医師です。

エメラルド式革新的漢方薬選択法の特徴

エメラルド式革新的漢方薬選択法の特徴をお伝えします。

  1. 東洋医学で使われている証は使いません
  2. 症状のある部位・原因で判断します
  3. 症状のある部位・原因が分かれば、自動的に有効性のある漢方薬がわかります
  4. 漢方薬を1つに絞りこまず、複数の漢方薬を選択します
  5. 1つの漢方薬を長期間に使用せず、短期間(週に1つの方剤)に使用します
  6. 結果に応じて、漢方薬を迅速に変えて、次々に漢方薬を試します
エメラルド整形外科疼痛クリニックでは、独自に開発したエメラルド革新的漢方薬選択法で治療を行っています。

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