直漢法®

直漢法®(直観的漢方薬選択法)は、札幌市北区麻生で痛みに対し多彩な独自の治療法を行うエメラルド整形外科疼痛クリニックの院長が2015年に開発し公開した手法で、漢方薬について十分な知識・経験がない医師でも症状を改善することのできる漢方薬を選択することが可能な手法です。

東洋医学・漢方薬は難しい

東洋医学は、非常に有効な治療体系です。
そして東洋医学の薬である漢方薬も、非常に有効です。

しかし、ここで1つ重大なことがあります。
それは、東洋医学・漢方薬はかなり難しいということです。
そのため、東洋医学や漢方薬を使いこなして治療することができる医師は極めて少ないことが現状です。
整形外科も例外ではなく、漢方薬を使いこなして日常診療に当たっている医師はほぼ皆無です。

直漢法®とは

上記の状況を改善するために、院長が2015年に開発、公開した新しい漢方薬の選択法が、直漢法®(直観的漢方薬選択法)です。
直漢法®は、「医者ではなく患者様自身が、漢方薬の知識が無かったとしても、アンケートに回答していく中で、自身の体調を判断し、有効性の高い漢方薬を選択することができる手法」です。

直漢法®法は、A4用紙で6枚で構成されています。
アンケート形式で、女性は52、男性は48の質問に答えてもらうことにより、患者さん自身に「証」を判断していただき、表を参考にして、「証」に対応した漢方薬を選択してもらう形式となっています。
所要時間は、約30分くらいです。

直漢法®の有効性

内服治療や外用剤、局所注射など、外来で一般的に行われる治療法が有効でない難治症例に対して、直漢法®と通常法(医師が患者を診察し、証を判定し、証に対応する漢方薬を選択し治療する方法)の治療効果を比較しました。
結果、直漢法®と通常法の治療成績には統計学的に有意差がなく同程度でした。
つまり、一般に行われている治療法である通常法®と同程度に直漢法が有効である、ということになります。
さらに、漢方薬を選択してから症状が改善するまでの期間は、通常法より直漢法®が有意に短く、より早く治療効果をあげることができることがわかりました。


益子竜弥ほか 北海道整形災害外科学会誌、57巻、2015

つまり、直漢法®は、一般的に治療が難しい状態である難治性症例に対し、通常法と同等の治療効果があることに加え、より短い期間で治療効果をあげることができる、という結果になり、極めて画期的な漢方薬の治療方法であることが示されたことになります。

直漢法®についての重要事項

直漢法®については、重要事項があります。
それは、「直漢法®の使用は自己責任」だということです。
以下が注意事項となります

●医師は法律により、患者さんを診察しないで治療を行うことや、登録された診療所以外での診察や助言などの医療行為を行うことができません。
●したがって、みなさんが直漢法で漢方薬を選択する際にも、エメラルド整形外科疼痛クリニックでは責任を負うことうができません。みなさん自身が、自身の判断・責任において、直漢法という1つの知識を利用してください。
●これは直漢法に限った話ではなく、みなさんが書店などで売られている東洋医学の本を購入し、本の内容を判断し、薬局などで漢方薬を購入し使用される場合と、同様のことです。
● 繰り返しになりますが、病院などの医療機関以外で、直漢法を用いて漢方薬を選択し漢方薬を使用する場合、みなさん個人の自己責任となりますので、ご注意ください。

直漢法®についての学術報告

学会賞

平成25年7月6日:第26回日本疼痛漢方研究会学術集会 「優秀賞」

著書(共著)

[1] 益子竜弥、岩崎倫政:CRPSの薬物療法 ③漢方薬、27-39頁 (浜田良機編:MB Orthop. CRPSの診断・治療ガイド、全日本病院出版会、東京) 2012.
[2] 益子竜弥:<臨床>総論;複合性局所疼痛症候群(CRPS)、39-49頁 (小林弘幸編:MB Orthop. 整形外科 漢方処方マニュアル、全日本病院出版会、東京) 2015.

医学論文

[1] 益子竜弥.漢方薬による難治性疼痛治療 北海道整形災害外科学会雑誌、52巻、1号 別冊、p25-29, 2010.
[2] 益子竜弥.橈骨遠位端骨折後に発症したCRPSに補中益気湯が奏効した1症例 ―functional MRIによる評価― 痛みと漢方、24巻、p47-51, 2014.
[3] 益子竜弥.橈骨遠位端骨折の手術後に発症し、補中益気湯と十全大補湯が奏効したCRPS症例におけるfMRI結果 Practice of Pain Management、Vol. 5 No.4、p48-49, 2014.
[4] 益子竜弥、松居祐樹、イワン・ゴンチャル、宮崎拓自、綛村俊之、小谷善久. 直漢法®の有用性~難治性疼痛における検討~ 北海道整形災害外科学会雑誌、57巻、1号、p75-85, 2015.
[5] 益子竜弥.岩崎倫政. 末梢性神経障害性疼痛に対する直漢法の有用性 Peripheral Nerve 26(2): p370, 2015.
[6] 益子竜弥.難治性疼痛に対する直漢法のさらなる有用性の検討 痛みと漢方、26巻、p23-26, 2016.


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監修

益子竜弥 医学博士・整形外科専門医 エメラルド整形外科疼痛クリニック 院長
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