エメラルド整形外科疼痛クリニックでは、通常のMRI撮影ではなく、病変を積極的に描出するMRI検査を、一部の患者様ではなく、全員の患者様にルーチンに施行しています。
これは予期していない病変も含めて積極的に診断・治療をしていくためです。
MRIとは
MRI (magnetic resonance imaging)は、核磁気共鳴画像法のことであり、磁気を用いて人体の構造を描出する手法のことで、
・CTと異なり、放射線を使用しないため放射線による被爆がない
・軟部組織の描出が優れている
ことが特徴です。
MRI検査の概要
一般的に行われるMRI撮影の画像法には、
・T1強調画像
・T2強調画像
の2つがあります。
この2つは基本的な画像法であり、それぞれに描出しやすい病態・組織があります。
また、一般的に行われるMRI撮影の撮影面には、
・矢状断
・冠状断
・軸写
の3つがあります。
これら3つも基本的な撮影面であり、病態・組織により描出のしやすさが異なります。
実際のMRI検査では、例えば頚椎や腰椎撮影では、
・T1強調画像・矢状断
・T1強調画像・軸写
・T2強調画像・矢状断
・T2強調画像・軸写
のように上記を組み合わせて撮影を行います。
患者様の病態・病状にもよりますが、合計4種類くらいの撮影が通常です。
「ベストな医療を患者様に提供することが医療者としての本分」
エメラルド整形外科疼痛クリニックでは、「ベストな医療を患者様に提供することが医療者としての本分」と考え、
・常時撮影できるためにMRIをクリニック内に常設
・閉所恐怖症の方でも撮影が可能なことがあるオープン型MRIを選択
しています。
これにより、一人一人の患者様に対して、
・新患の患者様でも、診察と同日に、できるだけMRI撮影できるようにすること
・正確な診断を行うため、詳細な十分量のMRI画像を撮影すること
・病変を積極的に描出するために撮影を工夫すること
・MRI検査後に、診察を行い、速やかに内服治療やリハビリテーションに繋げること
を理念としています。
STIR画像で病変を積極的に描出
実は、通常のT1強調画像やT2強調画像では病変を十分に描出できないことが多々あります。
そのためエメラルド整形外科疼痛クリニックでは、
・T1強調画像
・T2強調画像
に加えて、STIR(short Tl inversion Recovery)という特殊な撮影方法をルーチンで追加撮影しています。
実際のMRI検査では、例えば頚椎や腰椎撮影では、
・T1強調画像・矢状断
・T1強調画像・軸写
・T2強調画像・矢状断
・T2強調画像・軸写
・STIR画像・矢状断
という撮影を行っています。
STIR画像は、T1強調画像やT2強調画像では描出できない異常を鋭敏に検出することができるため、診断には大いに有用です。
これにより、予期していない病変も含めて積極的に診断・治療することが可能となります。
STIR画像が有用であった実例
STIR画像が有用であった実例をご紹介します。
膝関節痛の患者様のMRI画像です。
T1強調画像やT2強調画像でははっきりしませんが、STIR撮影であれば骨のダメージが鮮明に描出されいています。

T1強調画像

T2強調画像

STIR

