ウイルスに有効な漢方薬があります。
具体的には、
です。
麻黄湯は、インフルエンザウイルスを治療するために作られたと考えられる漢方薬です。
インフルエンザは、普通のかぜとは異なり、38℃以上の高熱に加え、強い寒気・関節痛・咽頭痛・筋肉痛・頭痛・全身倦怠感などの全身症状が強く現れることが特徴です。
東洋医学では、インフルエンザの証は実証+表証+寒証となり、麻黄湯が有効な証も実証+表証+寒証です。
もちろん、インフルエンザウイルスではないウイルスによる実証+表証+寒証に対しても麻黄湯は有効です。
麻黄附子細辛湯は、麻黄湯とは違い、虚証+表証+寒証に有効な漢方薬であり、普通のかぜの証が、虚証+表証+寒証です。
かぜは各種のウイルスが原因と考えられています。
かぜを起こすウイルスには、
などがあります。
麻黄湯、麻黄附子細辛湯はインフルエンザウイルスやかぜのウイルスに有効であるため、
コロナウイルスの一種である新型コロナウイルスにも有効である可能性があることが想定されます。
上記のように、麻黄湯、麻黄附子細辛湯はパンデミック状態の新型コロナウイルスにも有効である可能性があることが想定されますが、ここで重要なことは、麻黄湯、麻黄附子細辛湯のどちらを選択したらよいのか、ということです。
基本的には、漢方薬に精通した医師が診察し選択することがベストなのですが、現在の状況では極めて困難なことが想定されるため、基本的な使い分けの方法をご紹介させていただきます。
☆症状の強さ
インフルエンザウイルスやかぜのウイルスに感染した場合でも、熱などの症状が強くでる場合(実証)と、あまり症状が出ない場合(虚証)があります。
を選択することが原則です。
☆もともとの体調
もともとの体調も重要です。
体調には、基本的に体力があり元気な方(実証)と、そもそも体力がなく元気ではない方(虚証)で選択する漢方薬が異なります。
を選択することが原則です。
以上が基本原則ですが、やはり本来は医師が診察をして漢方薬を選択することが安全性の点からも望ましいのですが、現在の新型コロナウイルスは緊急事態であるため、あえて選択法方を公開させていただきましたので、その旨、ご理解ください。
上記のように、新型コロナウイルスにかかってしまった場合には、麻黄湯や麻黄附子細辛湯が重要となると考えられます。
ですが、新型コロナウイルスについて最も重要なことは、日ごろの手洗いなどのほかに、免疫力を向上させることなどで、新型コロナウイルスに
ことが、他の感染症の医学的治療経験の蓄積からは想定されます。
そのためには、補中益気湯、十全大補湯が望ましいと考えられますので、こちらもご参照ください。
麻黄湯:まおうとう
<生薬> 麻黄 杏仁 甘草 桂枝
<証> 実証 表証 寒証
麻黄湯は、一言でいうと、汗を出し、体温を上げることにより風邪などを治す漢方薬です。
強力な漢方薬なので実証にしか使うことができません。
汗を出す作用もかなり強いため、汗が出やすい人(虚証となります)には使わない方が無難です。
かぜのほか、インフルエンザにも著効するため、東洋医学ではインフルエンザに対する第1選択です。
なお、麻黄湯は長期間にわたり内服する漢方薬ではありません。
麻黄附子細辛湯:まおうぶしさいしんとう
<生薬> 麻黄 附子 細辛
<証> 虚証~中間証 表証 寒証
麻黄附子細辛湯は、虚証で、あまり高くない熱がある状態に使用する漢方薬です。
麻黄に加え、寒さ・痛みに有効な附子が入っています。
また、細辛も寒さ、痛みに効果があります。
これらから頭痛やのどの痛みにも効果があります。
以上より、麻黄附子細辛湯は、かぜなどによる虚証+表証+寒証+頭・のどの痛みに対する漢方薬ということになります。
現在、日本でも新型コロナウイルスの感染が爆発的に感染拡大しています。
また次々に新型コロナウイルスの変異種が出現し、一層事態が深刻化しています。
エメラルド整形外科疼痛クリニックでは、個人が実践できる新型コロナウイルス対策として、
の4つの対策をお薦めしています。
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クリニックの治療について、簡潔的に解説しておりますので、ご興味がある方はご覧ください。
エメラルド整形外科疼痛クリニックでは、現在、爆発的に感染拡大し、変異種が出現している新型コロナウイルス対策として、5つの対応をしています。
1. 非接触型体温計での体温測定を行っています。感冒症状、発熱のある方は受診をご遠慮ください。
2. 感染拡大予防の観点から、マスク着用をお願いしております。
3. クリニック内では、抗ウイルス作用のある精油によるアロマセラピー(芳香浴)を行っています。
4. 空調対策、4台の加湿器による加湿などの対応を行っています。
5. 新型コロナウイルスによる不安などの対応として、瞑想、瞑想と最新西洋医学を融合した新しい瞑想法である「エメラルド両極瞑想法」をお勧めしています。
診療科目
整形外科・リハビリテーション科
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所在地
〒001-0040
札幌市北区北40条西4丁目1番1号 ASABU LAND 1階
連絡先
TEL:011-738-0011
FAX: 011-738-0012
開院:2019年4月1日
場所:北海道札幌市北区北40条西4丁目 ASABU LAND1階
交通アクセス:地下鉄南北線麻生駅、JR新琴似駅、麻生バスセンターに近接
治療方針:「両極」の治療
特徴:多彩な治療法(漢方薬・認知行動療法・バイオフィードバック)で、慢性疼痛や難治性疼痛を治療