ウイルスに有効な麻黄湯と麻黄附子細辛湯による新型コロナウイルス対策と使い分け

インフルエンザ・かぜに有効な漢方薬

ウイルスに有効な漢方薬があります。

具体的には、

  • 麻黄湯
  • 麻黄附子細辛湯

です。

 

麻黄湯は、インフルエンザウイルスを治療するために作られたと考えられる漢方薬です。

インフルエンザは、普通のかぜとは異なり、38℃以上の高熱に加え、強い寒気・関節痛・咽頭痛・筋肉痛・頭痛・全身倦怠感などの全身症状が強く現れることが特徴です。

東洋医学では、インフルエンザの証は実証+表証+寒証となり、麻黄湯が有効な証も実証+表証+寒証です。

もちろん、インフルエンザウイルスではないウイルスによる実証+表証+寒証に対しても麻黄湯は有効です。

 

麻黄附子細辛湯は、麻黄湯とは違い、虚証+表証+寒証に有効な漢方薬であり、普通のかぜの証が、虚証+表証+寒証です。

かぜはウイルス疾患

かぜは各種のウイルスが原因と考えられています。

かぜを起こすウイルスには、

  • ライノウイルス:30~80%
  • コロナウイルス:15%
  • インフルエンザウイルス:10~15%
  • アデノウイルス:5%
  • パラインフルエンザウイルス
  • RSウイルス
  • エンテロウイルス

などがあります。

 

麻黄湯、麻黄附子細辛湯インフルエンザウイルスかぜのウイルスに有効であるため、

コロナウイルスの一種である新型コロナウイルスにも有効である可能性があることが想定されます。

麻黄湯と麻黄附子細辛湯の使い分け

上記のように、麻黄湯、麻黄附子細辛湯パンデミック状態の新型コロナウイルスにも有効である可能性があることが想定されますが、ここで重要なことは、麻黄湯、麻黄附子細辛湯どちらを選択したらよいのか、ということです。

 

基本的には、漢方薬に精通した医師が診察し選択することがベストなのですが、現在の状況では極めて困難なことが想定されるため、基本的な使い分けの方法をご紹介させていただきます。

 

状の強さ

インフルエンザウイルスやかぜのウイルスに感染した場合でも、熱などの症状が強くでる場合(実証)と、あまり症状が出ない場合(虚証)があります。

  • 症状が強い場合(実証)⇒麻黄湯
  • 症状が強くない場合(虚証)⇒麻黄附子細辛湯

を選択することが原則です。

 

☆もともとの体調

もともとの体調も重要です。

体調には、基本的に体力があり元気な方(実証)と、そもそも体力がなく元気ではない方(虚証)で選択する漢方薬が異なります。

  • 体力があり元気な方(実証)⇒麻黄湯
  • 体力がなく元気ではない方(虚証)⇒麻黄附子細辛湯

を選択することが原則です。

 

以上が基本原則ですが、やはり本来は医師が診察をして漢方薬を選択することが安全性の点からも望ましいのですが、現在の新型コロナウイルスは緊急事態であるため、あえて選択法方を公開させていただきましたので、その旨、ご理解ください

予防が最重要

上記のように新型コロナウイルスにかかってしまった場合には、麻黄湯や麻黄附子細辛湯が重要となると考えられます。

 

ですが、新型コロナウイルスについて最も重要なことは、日ごろの手洗いなどのほかに、免疫力を向上させることなどで、新型コロナウイルスに

  • 感染しない
  • 感染したとしても、軽症で済むようにする

ことが、他の感染症の医学的治療経験の蓄積からは想定されます。

 

そのためには、補中益気湯、十全大補湯が望ましいと考えられますので、こちらもご参照ください。


麻黄湯

麻黄湯:まおうとう

<生薬> 麻黄 杏仁 甘草 桂枝

<証>  実証 表証 寒証 

 

麻黄湯は、一言でいうと、汗を出し、体温を上げることにより風邪などを治す漢方薬です。

強力な漢方薬なので実証にしか使うことができません。

 

汗を出す作用もかなり強いため、汗が出やすい人(虚証となります)には使わない方が無難です。

  

かぜのほか、インフルエンザにも著効するため、東洋医学ではインフルエンザに対する第1選択です。

なお、麻黄湯は長期間にわたり内服する漢方薬ではありません。

麻黄附子細辛湯

麻黄附子細辛湯:まおうぶしさいしんとう

<生薬> 麻黄 附子 細辛

<証>  虚証~中間証 表証 寒証 

 

麻黄附子細辛湯は、虚証で、あまり高くない熱がある状態に使用する漢方薬です。

麻黄に加え、寒さ・痛みに有効な附子が入っています。

また、細辛も寒さ、痛みに効果があります。

これらから頭痛やのどの痛みにも効果があります。

 

以上より、麻黄附子細辛湯は、かぜなどによる虚証+表証+寒証+頭・のどの痛みに対する漢方薬ということになります。


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