補中益気湯

補中益気湯:ほちゅうえっきとう

<出典> 弁惑論
<時代> 金時代
<生薬> 人参 白朮 甘草 生姜 大棗 当帰 黄耆 陳皮 升麻 柴胡
<証>  虚証~中間証 裏証 寒証 気虚 水毒 血虚

補中益気湯は気虚に対する第1選択の漢方薬です。
主に虚証ですが中間証まで使うことができるため、様々な症例に広く有用で、エメラルド整形外科疼痛でも、最も使用している漢方薬の1つです。

補中益気湯は名前の通り、中(中焦のこと:消化管を意味する)を補い、結果として気を益する、つまり気虚を改善する漢方薬です。
疲労倦怠感や食欲不振、自汗(昼間、動かなくても汗がジワジワ出る症状)、内臓下垂に用います。

また、痛みに有効な漢方薬でもあります。

黄耆、人参、甘草、白朮は補気作用があり、気虚を改善します。
黄耆は気を上昇させる作用もあります。
白朮は水毒を改善する効果もあります。
当帰は補血作用があり、血虚に有効です。
陳皮は理気、健胃、祛痰作用があります。
升麻は気を上昇させる作用があります。
柴胡は気を上昇させる作用と抗炎症作用があります。