膝の痛み・変形性膝関節症の診断と治療

膝の痛みでお困りの方へ

「歩くと膝が痛い」「階段の昇り降りがつらい」「椅子から立ち上がるときに痛む」「膝の痛みが長引いている」。
このような症状は、変形性膝関節症をはじめ、半月板損傷や膝関節周囲の炎症など、さまざまな原因によって生じます。

札幌市北区・地下鉄麻生駅近くのエメラルド整形外科疼痛クリニックでは、整形外科専門医が膝の痛みの原因を評価し、患者様の病態や症状に応じた治療を行っています。
クリ二ックの大きな特徴は、理学療法士による担当制・40分間の個別運動器リハビリテーションと、必要に応じた漢方薬による治療です。
膝の痛みを和らげるだけでなく、歩行や階段昇降、立ち上がりなど、日常生活に必要な身体機能の維持・改善を重視しています。

クリックの膝関節治療の3つの特徴

1.整形外科専門医による診断と、必要に応じたMRI検査

膝の痛みには、変形性膝関節症、半月板損傷、靱帯損傷、軟骨下脆弱性骨折など、さまざまな原因があります。
クリ二ックでは、問診・診察とX線検査を基本として膝の状態を評価し、必要に応じてオープン型MRIによる精密検査を行います。
画像検査の結果だけでなく、症状や身体所見、日常生活への影響も踏まえて診断し、治療方針を検討します。

骨折について

実は、ご高齢の方の場合、転倒などの明らかなケガがなくても、膝関節の骨折を発症することがあります。
これは、いつのまにか骨折と言って、胸椎や腰椎などの脊椎骨が特にケガがなくても骨折してしまうことと同様の状態と考えられます。
単純レントゲン撮影では骨折がわからないこともありますが、MRI画像のSTIR画像であれば骨折部を描出することが可能であるため、ご高齢の方で膝の痛み(膝関節痛)が比較的強い場合にはMRI画像を撮影することを考慮しますス。

病変を積極的に描出するMRI STIR

左膝関節間のMRI画像:STIR画像、冠状断像)
白色の部位が骨の損傷を示しています。

2.理学療法士による担当制・40分間の個別リハビリテーション

クリ二ックでは、原則として同じ理学療法士が継続して担当し、1回40分間(2単位)の個別運動器リハビリテーションを行っています。
膝関節の動き、筋力、歩行状態、日常生活で困っている動作などを評価し、一人ひとりの状態に合わせた運動療法を実施します。
担当制によって、前回からの変化を継続的に確認しながら、運動内容を調整できることが特徴です。

3.漢方薬を組み合わせた膝の痛みの治療

エメラルド整形外科疼痛クリニックでは、標準的な整形外科治療を基本としながら、必要に応じて漢方薬を組み合わせています。
漢方薬は、痛みの状態だけでなく、患者様の全身状態、併存疾患、服用中の薬剤なども考慮して選択します。
漢方薬がすべての患者様に有効というわけではありませんが、適応を検討し、運動器リハビリテーションやその他の治療と組み合わせて使用することがあります。

膝の痛みを起こす疾患

変形性膝関節症

変形性膝関節症は、関節軟骨や半月板、軟骨下骨などの変化によって、膝の痛みや腫れ、関節の動きにくさなどが生じる疾患です。
加齢、体重、筋力、過去の外傷など、複数の要因が関係します。
治療では、運動療法、生活指導、薬物療法などの保存療法が基本となります。
症状や関節の状態によっては、手術療法を検討する場合もあります。

半月板損傷

半月板は、膝関節内で荷重の分散や関節の安定性に関わる組織です。
スポーツなどの外傷による損傷だけでなく、加齢に伴う変性によって損傷が生じることもあります。
膝の痛み、引っかかり感、腫れなどがみられることがあり、必要に応じてMRI検査を行います。
治療方針は、損傷の状態や症状、年齢、活動性などを考慮して判断します。

「左膝関節半月板損傷のMRI画像。矢状断像と冠状断で半月板損傷部位を赤丸で表示」

左膝関節半月板損傷のMRI画像(T1強調画像)
左:冠状断像、右:矢状断像
半月板はT1強調画像では黒色となりますが、損傷しているとやや白色となります。
赤色は、内側半月板の損傷部位を示しています。

靱帯損傷

膝関節には、前十字靱帯、後十字靱帯、内側側副靱帯、外側側副靱帯などがあります。
転倒やスポーツ外傷などによって損傷すると、痛み、腫れ、不安定感などが生じることがあります。
診察や必要に応じた画像検査によって損傷の程度を評価し、保存療法または手術療法を検討します。

軟骨下脆弱性骨折などの骨病変

膝の痛みの中には、単純X線検査だけでは初期の異常が分かりにくい病態もあります。特に、比較的急に膝の強い痛みが出現した場合などには、軟骨下脆弱性骨折などを考慮する必要があります。
診察やX線検査で原因が明らかでない場合には、MRI検査が診断に役立つことがあります。

そのほかの疾患

上記のほかには、以下のような疾患が膝の痛みの原因となります

・膝蓋骨脱臼・亜脱臼
・棚障害
・鵞足炎
・腸脛靱帯炎
・オスグッド病など成長期の障害
・骨折など

膝の痛みに対する診断・治療アルゴリズム

膝の痛みの原因や病態を適切に評価するため、クリ二ックでは整形外科専門医による診察を基本として、必要な検査と治療を選択しています。
痛みの原因は一つとは限らず、関節の構造的な変化、炎症、筋力低下、身体機能の問題など、複数の要因が関係する場合があります。
そのため、画像検査の結果だけで治療方針を決めるのではなく、症状や身体所見、生活への影響を総合的に評価することが重要です。

エメラルド整形外科疼痛クリニックでは、膝の痛みに対して、整形外科専門医が独自に作成した診断・治療アルゴリズムを診療の参考にしています。
診断・治療アルゴリズムは、①ご高齢ではない方、②ご高齢の方の、2パターンがあります。

整形外科専門医による非高齢者の膝痛・膝関節痛に対する診断・治療アルゴリズム
整形外科専門医による高齢者の膝痛・膝関節痛に対する診断・治療アルゴリズム

第1段階:骨折・半月板損傷の有無の鑑別

診察・診断の第1段階では、
①ご高齢ではない方の場合、主に、骨折や半月板損傷があるかどうか
②ご高齢の方の場合、主に、骨折があるかどうか
を判断し、疑いがある場合には、MRI検査を施行します。

第2段階:病態に応じた治療の選択

クリニックでは、治療を次の5つに整理しています。

治療①:非ステロイド性消炎鎮痛剤(NSAIDs)、ノイロトロピン®
治療②:治療①、運動器リハビリテーション、漢方薬、慢性疼痛薬

治療③:治療①、外固定(ニ―ブレース固定)、運動器リハビリテーション
治療④:治療①、外固定(ニ―ブレース固定)、膝サポーター、運動器リハビリテーション

肩こり・首の痛みに対する主な治療法

非ステロイド性消炎鎮痛剤(NSAIDs)

非ステロイド性消炎鎮痛剤(NSAIDs)は、いわゆる痛み止めのことです。
文字通り、消炎、つまり炎症を改善する作用があるため、ケガなどにより炎症があり、熱を帯びている状態に有効です。
また、鎮痛つまり痛みを鎮静化する作用があります。

ノイロトロピン🄬

ノイロトロピン🄬(ワクシニアウイルス接種家兎炎症皮膚抽出液)は、様々な痛み(侵害受容性疼痛や神経障害性疼痛)に有効です。

運動器リハビリテーション

理学療法士による担当制・40分間の個別リハビリテーション

変形性膝関節症などの膝関節疾患では、痛みの軽減に加え、筋力や関節可動域、歩行能力などの維持・改善が重要です。
エメラルド整形外科疼痛クリニックでは、理学療法士による個別の運動器リハビリテーションを行っています。

クリ二ックのリハビリテーションの特徴は、次の3点です。
① 理学療法士による担当制
原則として同じ理学療法士が継続して担当します。
患者様の症状や身体機能の変化を継続的に把握しながら、運動内容を調整します。

② 1回40分間の個別リハビリテーション
原則として1回40分間(2単位)の個別運動器リハビリテーションを行います。
患者様の状態に応じた評価や運動療法、日常生活での動作指導などを実施します。

③ 一人ひとりに合わせた運動療法
膝関節の状態、筋力、歩行能力、日常生活で困っている動作などを踏まえて、運動療法の内容を検討します。

膝関節のリハビリテーションで行うこと

膝の痛みや身体機能の状態に応じて、以下のような運動療法や指導を行います。

  • 大腿四頭筋など、膝関節を支える筋肉の筋力強化
  • 膝関節の可動域を維持・改善する運動
  • 立ち上がり、歩行、階段昇降などの動作練習
  • 日常生活での膝への負担を考慮した動作指導
  • 自宅で継続できる運動の指導

リハビリテーションの内容や実施期間は、疾患、症状、身体機能、治療経過などに応じて個別に判断します。

担当制による継続的な評価と治療

膝の痛みや身体機能は、日によって変化することがあります。
クリ二ックでは、原則として同じ理学療法士が担当するため、前回からの変化を確認しながら、運動の種類や負荷を調整できます。
整形外科専門医と理学療法士が連携し、患者様の症状や生活上の目標に応じた治療を進めます。

※運動器リハビリテーションは、医師が医学的な必要性を判断し、適応のある患者様に実施します。
実施時間や内容は診療上の条件によって異なる場合があります。

漢方薬

エメラルド整形外科疼痛クリニックでは、膝の痛みに対して、整形外科の標準的な治療を基本としながら、必要に応じて漢方薬を組み合わせています。
漢方薬は、患者様の症状や全身状態、併存疾患、服用中の薬剤などを考慮して選択します。
ただし、漢方薬の有効性には処方や対象疾患によってエビデンスの差があり、すべての患者様に効果が期待できるわけではありません。
また、偽アルドステロン症、肝機能障害、間質性肺炎などの副作用や、他の薬剤との相互作用にも注意が必要です。

クリ二ックでは、運動器リハビリテーション、薬物療法などと組み合わせながら、個々の患者様に適した治療を検討しています。

膝の痛みに効きやすい漢方薬については、【整形外科専門医による「変形性膝関節症」におすすめの6つの漢方薬による治療】をご覧ください。

慢性疼痛薬

上記のような治療を行っても、なかなか膝の痛み(膝関節痛)が改善しないことがあります。
その場合には、デュロキセチン、ミロガバリンベシル酸塩、プレガバリン、トラマドール塩酸塩などの慢性疼痛薬を使用します。
しかし、これらの慢性疼痛薬は一様に、めまい・吐き気・ふらつき・眠気という副作用が発生する可能性が高いという特徴があります。
そのため、車の運転に関しては、デュロキセチンは認められていますが、ミロガバリンベシル酸塩、プレガバリン、トラマドール塩酸塩は運転が禁忌になっていますので、ご注意ください。

その他の保存療法

薬物療法

膝の痛みに対しては、症状や病態に応じて、消炎鎮痛薬などを使用することがあります。
薬剤の選択にあたっては、年齢、腎機能、消化管疾患、循環器疾患、併用薬などを考慮し、副作用にも注意します。

関節内注射

症状や病態に応じて、ヒアルロン酸製剤などの関節内注射を検討する場合があります。
治療の必要性や期待できる効果、注意点について説明したうえで、適応を判断します。

生活指導・運動療法

体重管理、適切な運動、日常生活での負荷の調整なども、膝関節疾患の治療では重要です。
特に変形性膝関節症では、患者様の状態に合わせて継続できる運動を行うことが推奨されます。

手術が必要となる場合

保存療法を行っても症状が十分に改善しない場合や、関節の状態によっては、手術療法が検討されることがあります。
手術の必要性は、画像所見だけでなく、痛み、身体機能、日常生活への影響、患者様の希望などを踏まえて判断します。
クリ二ックでの保存療法だけでは対応が難しい場合には、必要に応じて適切な専門医療機関をご紹介します。

専門医療機関をご紹介

変形性膝関節症や骨折などで手術などが望ましいと判断された場合、
・新札幌整形外科
・NTT東日本札幌病院
・北新病院
などの膝関節専門医をご紹介しています。

膝の痛みに関するよくある質問

Q.変形性膝関節症でもリハビリテーションはできますか?

はい、変形性膝関節症では、運動療法は重要な保存療法の一つです。
ただし、痛みの程度や関節の状態によって適切な運動内容は異なるため、診察のうえで判断します。

Q.リハビリテーションは毎回同じ理学療法士が担当しますか?

クリ二ックでは、原則として担当制を採用しており、同じ理学療法士が継続して担当します。
担当者の勤務状況などにより、変更となる場合があります。

Q.リハビリテーションは何分間ですか?

クリ二ックでは、原則として1回40分間(2単位)の個別運動器リハビリテーションを行っています。
実施時間や内容は、医学的な必要性や診療上の条件に応じて判断します。

Q.膝の痛みがあればMRI検査を受けた方がよいですか?

すべての膝の痛みにMRI検査が必要なわけではありません。
診察とX線検査を基本とし、半月板損傷や軟骨下脆弱性骨折などが疑われる場合や、診断上必要と判断される場合にMRI検査を検討します。

Q.膝の痛みに漢方薬は使用できますか?

症状や全身状態に応じて、漢方薬を使用することがあります。
ただし、すべての患者様に適しているわけではなく、副作用や併用薬にも注意が必要です。
クリ二ックでは、標準的な整形外科治療を基本としながら、必要に応じて漢方薬を組み合わせています。

Q.膝の痛みが長く続いていますが、診察を受けられますか?

はい、膝の痛みが長引いている場合にも、原因や身体機能を評価し、治療方針を検討します。
なお、急激な腫れや発熱、外傷後に体重をかけられない状態などがある場合は、速やかな医療機関での評価が必要です。


札幌市北区・麻生駅近くで膝の痛みの治療をお考えの方へ

エメラルド整形外科疼痛クリニックでは、整形外科専門医による診断をもとに、患者様の症状や病態に応じた膝関節疾患の治療を行っています。
クリックの特徴は、理学療法士による担当制・40分間の個別運動器リハビリテーションと、必要に応じた漢方薬治療です。
膝の痛みだけでなく、歩行や階段昇降など、日常生活での身体機能の維持・改善も重視しています。

「歩くと膝が痛い」「階段の昇り降りがつらい」「立ち上がる時に膝が痛む」「膝が腫れる」など、膝の痛みにはさまざまな原因があります。
札幌市北区・麻生のエメラルド整形外科疼痛クリニックでは、整形外科専門医が診察・画像検査を行い、原因に応じて治療を行います。

札幌市北区・地下鉄麻生駅近くで、膝の痛みや変形性膝関節症についてお困りの方は、ご相談ください。

エメラルド整形外科疼痛クリニック
所在地:札幌市北区北40条西4丁目1階 ASABU LAND
電話:011-738-0011

エメラルド整形外科疼痛クリニック

札幌市北区で麻生駅に近接し、痛みに対して積極的に治療を施行(電話:011-738-0011)
・治療方針:「両極の治療」
・治療方針の解説:全国初の試みである『モデル症例報告』を通じて、わかりやすく詳細に解説
・特徴:多彩な独自の治療法(漢方薬、バイオフィードバックなど)
・リハビリテーション:理学療法士は担当制で、2単位40分で実施
・骨粗鬆症:『骨粗鬆症打開プロジェクト』を展開するなど、積極的に治療
・院長の書籍:『骨粗鬆症治療の真実と7つの叡智®~超健康と長寿の秘訣~』

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