🟢札幌でへバーデン結節の漢方治療をお考えの方へ|整形外科専門医が解説する6つの漢方薬
札幌市北区でヘバーデン結節の漢方治療をお考えの方へ
エメラルド整形外科疼痛クリニックは、札幌市北区麻生にある、痛みの診断・治療に取り組む整形外科クリニックです。
クリニックでは、整形外科専門医がヘバーデン結節による指の関節の痛みや腫れ、変形などを評価し、西洋医学的な診断・治療を基本としながら、患者さんの症状や全身状態に応じて漢方薬を組み合わせた治療も行っています。
ヘバーデン結節は、指の第一関節(DIP関節)に生じる変形性関節症です。
関節の痛みや腫れ、変形などがみられますが、症状の程度には個人差があります。
また、指の関節痛には関節リウマチや乾癬性関節炎など、異なる疾患が関係する場合もあるため、適切な診断が重要です。
このページでは、クリニックでヘバーデン結節に対して使用することがある桂枝加朮附湯、麻杏薏甘湯、治打撲一方、二朮湯、大防風湯、薏苡仁湯の6つの漢方薬について、それぞれの特徴や選び方を整形外科専門医の立場から解説します。
へバーデン結節
へバーデン結節について
「指の関節が腫れて痛い」という症状は、多くはへバーデン結節が原因です。
具体的には、DIP関節といって、最も先端に近い関節に症状が出ます。
原因は不明ですが、体質や使い過ぎは関係すると言われています。
女性にばかり発症するように誤解を招く情報が多いのですが、女性:男性は2:1と男性もかなりの頻度で発生するので、「へバーデン結節の原因が女性ホルモンの不足であるから、女性ホルモンに近いサプリメントがよい」という論法は、「女性ホルモンの減少が原因であるならば、へバーデン結節はほぼ女性にしか発症しない」ということになり、明らかに論理的に誤っています。
モヤモヤ血管が原因だという考える医師もおられるようですが、この考え方は現在の医療では一般的には認められておらず、従って自由診療扱いです。
自由診療に対する誤解
自由診療については多くの方が誤解しています。
「質の高い新しい治療が自由診療」なのではなく、
・これまでの研究内容や治療内容から厚生労働省が有効と認めたものが、保険適応
・これまでの研究内容や治療内容から厚生労働省が有効と認めていないものが、自由診療
です。
また、厚生労働省は、有効である治療法は時間はかかるかもしれませんが基本的には保険適応にしてくれます。
つまり、自由診療の治療は、健康保険が適応されないほど有効性が確立していないということです。
ご注意ください。
へバーデン結節に対する一般的な治療法
へバーデン結節に対する一般的な治療は、対症療法です。
つまり、痛い時に痛み止めを飲んだり、外用剤を塗って様子を見るということです。
そのため、病院に行っても、「年齢の影響だから仕方ない」と医者に言われ、痛み止めを処方されて終了になった経験がある方は、かなり多いのでしょう。
実は、へバーデン結節に漢方薬が良く効きます
実は、へバーデン結節には漢方薬が良く効きます。
実際に、エメラルド整形外科疼痛クリニックではへバーデン結節の患者様に対して漢方薬で積極的に治療しており、多くの方の症状が改善しており、その結果は、学術雑誌(むしろ教科書に近い)で報告されており、有効率は、実に96.3%と著しく高い値です。
(出典:益子竜弥. 古典的漢方医学概念に依らない漢方薬の運用2:エメラルド式革新的漢方薬選択法Ver.2 関節外科、44巻、p272-280、2025)。
へバーデン結節の治療に漢方薬をすすめる4つの理由
エメラルド整形外科疼痛クリニックが、へバーデン結節にの治療に漢方薬がを勧める理由を4つ、ご説明します。
1. なにしろ良く効く:前述のように有効は96.3%と極めて高いです
2. 健康保険で治療できる:健康保険で治療を行うことは、保険医療の大原則です
3. 漢方薬自体が、安い:これは重要なことです
4. 安全性が高い:こちらも、重要なことです
へバーデン結節におすすめの6つの漢方薬
漢方薬は通常、「多くの漢方薬が効くけれど、特にこの漢方薬が効く」ということが多いのですが、へバーデン結節の場合はそうではなく、「多くの漢方薬はほとんど効かないけれど、ごく一部の漢方薬がかなり効く」という状態です。へバーデン結節に良く効く漢方薬を、エメラルド式革新的漢方薬選択法Ver.2の結果からご紹介します。
(出典:益子竜弥. 古典的漢方医学概念に依らない漢方薬の運用2:エメラルド式革新的漢方薬選択法Ver.2 関節外科、44巻、p272-280、2025)
最も有効な漢方薬は、桂枝加朮附湯
へバーデン結節に最もおすすめする漢方薬は、桂枝加朮附湯です。
へバーデン結節には桂枝加朮附湯一択といってもよいくらい、かなり良く効きます。
有効率は68.0%とかなり高い値です。
(出典:益子竜弥. 古典的漢方医学概念に依らない漢方薬の運用2:エメラルド式革新的漢方薬選択法Ver.2 関節外科、44巻、p272-280、2025)
桂枝加朮附湯はへバーデン結節に対してかなり良く効くため、エメラルド整形外科疼痛クリニックでは、へバーデン結節にお困りの方には、まずは桂枝加朮附湯をお勧めしています。
そして、
①桂枝加朮附湯が効かない場合
②桂枝加朮附湯は有効だけれど、もう少し症状が改善する方が望ましい場合
に、ほかの漢方薬を試みています。
桂枝加朮附湯は、かなりの虚証からやや実証と適応範囲がかなり広く、特に副作用もなく安全性が高いいため、さらにおおすすめです。
まさしく、桂枝加朮附湯はへバーデン結節の特効薬と言えます。
2番目におすすめの漢方薬は、麻杏薏甘湯
へバーデン結節に2番目におすすめする漢方薬は、麻杏薏甘湯です。
有効率は50.0%です。
(出典:益子竜弥. 古典的漢方医学概念に依らない漢方薬の運用2:エメラルド式革新的漢方薬選択法Ver.2 関節外科、44巻、p272-280、2025)
麻杏薏甘湯は、関節に有効な漢方薬で、やや虚証~中間証~実証の漢方薬であるため、かなりの虚証以外の多くの方に使用することができます。
そのため、へバーデン結節に対しては、桂枝加朮附湯についで重要な漢方薬となります。
ちなみに、麻杏薏甘湯は後述する薏苡仁湯と同様に、関節リウマチ(東洋医学では風湿といいます)に良く効くため、エメラルド整形外科疼痛クリニックではリウマチの方の治療に使用しています。
3番目におすすめの漢方薬は、治打撲一方
へバーデン結節に3番目におすすめする漢方薬は、治打撲一方です。
有効率は55.5%です。
(出典:益子竜弥. 古典的漢方医学概念に依らない漢方薬の運用2:エメラルド式革新的漢方薬選択法Ver.2 関節外科、44巻、p272-280、2025)
治打撲一方は、整形外科領域の万能薬で、肩こり・腰痛・関節痛に良く効きます。
治打撲一方は瘀血を良くする駆瘀血剤でもあるため、瘀血がある方は下痢してしまいます。
そのため、下痢をするようであれば、1日3回の内服ではなく、2回、場合により1回の内服を推奨しています。
4番目におすすめの漢方薬は、二朮湯
へバーデン結節に4番目におすすめする漢方薬は、二朮湯です。
有効率は22.2%です。
(出典:益子竜弥. 古典的漢方医学概念に依らない漢方薬の運用2:エメラルド式革新的漢方薬選択法Ver.2 関節外科、44巻、p272-280、2025)
二朮湯は、肩疾患の特効薬で、五十肩(肩関節周囲炎)に良く効きます。
二朮湯は、肩関節以外の関節である、手指(へバーデン結節です)・股関節・膝関節などにも良く効きます。
また、二朮湯は腰痛にも良く効きます。
5番目におすすめの漢方薬は、大防風湯
へバーデン結節に5番目におすすめする漢方薬は、大防風湯です。
有効率は50.0%です。
(出典:益子竜弥. 古典的漢方医学概念に依らない漢方薬の運用2:エメラルド式革新的漢方薬選択法Ver.2 関節外科、44巻、p272-280、2025)
大防風湯は、かなりの虚証~中間証の漢方薬ですので、実証の方にはあまり効果はありません。
裏証・寒証・気虚・血虚・水毒に有効な漢方薬ですが、意外にへバーデン結節にも効ききます。
しかし、良くなる確率は、桂枝加朮附湯や麻杏薏甘湯には劣るため、これらが効かなかった場合に試してみることをおすすめしてます。
6番目におすすめの漢方薬は、薏苡仁湯
へバーデン結節に6番目におすすめする漢方薬は、薏苡仁湯です。
有効率は42.9%です。
(出典:益子竜弥. 古典的漢方医学概念に依らない漢方薬の運用2:エメラルド式革新的漢方薬選択法Ver.2 関節外科、44巻、p272-280、2025)
薏苡仁湯は、関節に有効な漢方薬ですが、中間証~実証の漢方薬であるため、やや作用が強く、虚証の方は内服すると具合が悪くなることがあります。
そのため、へバーデン結節に対して薏苡仁湯を試してみる場合には、体力があって元気な方(実証)に限定した方が良いでしょう。
薏苡仁湯や前述の麻杏薏甘湯は、リウマチ(東洋医学では風湿といいます)に、良く効くため、エメラルド整形外科疼痛クリニックではリウマチの方の治療に使用しています。
まとめ
整形外科専門医による「へバーデン結節」におすすめの6つの漢方薬による治療
①桂枝加朮附湯
②麻杏薏甘湯
③治打撲一方
④二朮湯
⑤大防風湯
⑥薏苡仁湯
(出典:益子竜弥. 古典的漢方医学概念に依らない漢方薬の運用2:エメラルド式革新的漢方薬選択法Ver.2 関節外科、44巻、p272-280、2025)
お悩み相談室:へバーデン結節におすすめの治療法
下記のサイトでは、漢方薬を含めたへバーデン結節のおすすめの治療法について解説しています。
札幌市北区でヘバーデン結節・指の関節痛の診療をご希望の方へ
エメラルド整形外科疼痛クリニックでは、ヘバーデン結節をはじめとする手指の関節痛や腫れ、変形などに対して、整形外科専門医による診察・治療を行っています。
指の第一関節に痛みや腫れがある場合、ヘバーデン結節が原因となっていることがありますが、すべてが同じ病態とは限りません。
クリニックでは、診察所見に応じて必要な検査を検討し、関節の状態や痛みの原因を評価します。
そのうえで、薬物療法、装具療法、生活上の工夫などを基本としながら、必要に応じて漢方薬を組み合わせた治療も行っています。
漢方薬については、桂枝加朮附湯、麻杏薏甘湯、治打撲一方、二朮湯、大防風湯、薏苡仁湯などを治療の選択肢として検討することがあります。
ただし、漢方薬がすべての患者さんに有効とは限らず、関節の変形そのものを元に戻す効果が確立しているわけではありません。
患者さんの症状や全身状態、併用薬、副作用のリスクなどを考慮して使用します。
札幌市北区・麻生周辺で、ヘバーデン結節による指の痛み、腫れ、変形などにお困りの方は、当院にご相談ください。
エメラルド整形外科疼痛クリニック
院長:益子竜弥整形外科専門医・医学博士
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整形外科専門医による痛みにおすすめの漢方薬による治療
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監修
益子竜弥 医学博士・整形外科専門医 エメラルド整形外科疼痛クリニック 院長
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