東洋医学独自の「証」についての続きです。
●② では、漢方薬は使えないのか?
前回までの話をまとめると、その人にベストマッチした1つの証を決め、その証にベストマッチした漢方薬を1つ選択し、そのたった1つの漢方薬でたちどころに良くなってしまうということは、現実には相当難しいということです。
「それでは、漢方薬は使えない」
「そんなに難しいのでは、漢方薬を学ばなくていい」
そういう声が聞こえてきそうです。
ですが、考えてください。
プロ野球の一流バッターでも打率は40%以下です。
ホームランになると、もっと低い確率です。
つまり人間が人間を対象とする以上、100%ということは通常はありません。
もちろん、100%は無理でも、できるだけ率を上げていくことが、プロ、そして専門家が目指すべきことだと思います。
ここでちょっと視点を変えてみましょう。
その人にベストマッチした1つの証を決め、その証にベストマッチした漢方薬を1つ選択し、そのたった1つの漢方薬でたちどころに良くなってしまうことは、極めて困難です。
しかし、その人の証をいくつかまで絞り、その絞った証にあった漢方薬をいくつか選択し、結果的にそれらの漢方薬が効く可能性が高いというレベルであれば、十分可能です!
僕自身、日常診療で漢方薬を使っていますが、漢方薬を複数までは絞り込み、それらのうち1つ以上が有効であることは、よく経験しています。
エメラルド整形外科疼痛クリニック
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