空気感染対策

新型コロナウイルスによる感染が世界的に続いています。
新型コロナウイルスについては、従来までの飛沫感染・接触感染ではなく空気感染であるとの考えが主流となっています。

空気感染に対する4つの予防策

空気感染に対する4つの予防策を紹介します。

  1. 空気中のウイルスを抗ウイルス作用のある物質で不活化させる
  2. 空気中のウイルスを積極的に除去する
  3. 湿度を上昇させることにより、新型コロナウイルスの飛沫が遠くまで飛ぶことを抑制する
  4. 湿度を上昇させることにより、乾燥で鼻、喉、気管支の粘液の量が減り、感染防護機能が低下して感染することを抑制する

1. 空気中のウイルスを抗ウイルス作用のある物質で不活化させる

エメラルド整形外科疼痛クリニックでは、
・抗ウイルス作用のある精油によるアロマセラピー
を行っています。

これは、空気中に抗ウイルス作用を持つ精油を芳香浴で散布することにより、ウイルスをある程度は不活化させることが可能と考えての対策です。
エメラルド整形外科疼痛クリニックでは、30種類の精油を、天候や温度に応じて使用しています。

2. 空気中のウイルスを積極的に除去する

ロスナイでのフィルターでの濾過を行いながらの換気

世界保健機関 (WHO)が2020年に発表した新型コロナウイルス対策用の換気ガイドラインでは、
・フィルターを通して空気を濾過して循環させる中央換気システムなど
を推奨しています。

エメラルド整形外科疼痛クリニックでは、空調設備として、患者様が滞在する
・待合室
・診察室①
・診察室②
・リハビリテーション室
の全てに、ロスナイ(三菱電機)を設置しています。
ロスナイは、温度調節をしながら外気と換気をする設備のことであり、フィルターでの濾過も行っています。

ウイルスを除去できる空気清浄機による換気

一般に使用されている空気清浄機は、実は、ウイルスなどの超微細な粒子を除去することはできません。
しかし、ごく一部の空気清浄機は、ウイルスなどの微細な粒子を除去することができます。
エメラルド整形外科疼痛クリニックでは、ウイルスを除去できる空気清浄機を、患者様が滞在する時間が長い
・待合室
・診察室
・リハビリテーション室
に各々1台づつ、合計3台設置し、積極的に換気しています。

3. 湿度を上昇させることにより、新型コロナウイルスの飛沫が遠くまで飛ぶことを抑制する

世界保健機関 (WHO)が2020年に発表した新型コロナウイルス対策用の換気ガイドラインでは、
・気温を24~27度
・湿度が50~60%
に保つことが望ましいとされています。

これは、湿度が低すぎる場合、乾燥のため新型コロナウイルスの飛沫が通常より小さくなってしましい、その結果、飛沫がより遠くまで飛んでしまい、結果として、感染しやくなってしますからです(『元WHO専門委員の感染症予防BOOK』、三笠書房、2021年)。
そのため、クリニックでは、合計4台の加湿器による加湿を行っています。

4. 湿度を上昇させることにより、乾燥で鼻、喉、気管支の粘液の量が減り、感染防護機能が低下して感染することを抑制する

世界保健機関 (WHO)が2020年に発表した新型コロナウイルス対策用の換気ガイドラインでは、
・気温を24~27度
・湿度が50~60%
に保つことが望ましいとされています。
これは、湿度が低すぎる場合、乾燥のため、人間の鼻、喉、気管支の粘液の量が減ってしまい、結果として新型コロナウイルスなどへの感染防護機能が低下してしまい、感染しやすくなるからです(『元WHO専門委員の感染症予防BOOK』、三笠書房、2021年)。
そのため、クリニックでは、合計4台の加湿器による加湿を行っています。