【クリニックのご紹介】第8話:「両極」の治療:④「心」に対する治療の長所と短所

「両極」の治療の続きです。

④「心」に対する
治療西洋医学の「二元論」に対し、東洋医学では、「心身一如」と言いって、文字通り、「心」と「身体」は同一であり、お互いに影響しあうと考えて治療を行います。
現在では西洋医学でも、「心身相関」といって、「心」と「身体」が相関することを認識し始めましたが、いかんせん、歴史が足りないため、治療法としては不十分の印象が強いです。

具体的には、西洋医学の「心」を治療する診療科である精神科と心療内科は、一昔前までは、西洋薬のみで治療を行っていました。
その後、認知行動療法の有効性が少しずつ知られるようになり、現在は世界では「うつ病」に対する第一選択の治療法となりました。

しかし、残念ながら日本では、「うつ病」に対する治療は、いまだに薬物治療であり、認知行動療法はほとんど行われていません…

長所としては、
・認知行動療法であれば、副作用なく「心」の状態を改善することができる可能性がある
・最新医療であるバイオフォードバックは、「うつ病」・「心的外傷後ストレス障害(PTSD)」・「不眠」などに有効であることが証明されており、同様に副作用がない
などです。

短所としては、
・日本の場合、ほとんどの精神科医や心療内科医は、「薬」による治療しかできないため、十分な治療を行っているとは言えない
・日本の場合、ほとんどの精神科医や心療内科医は、「薬」による治療しかできないため、対症療法でしかない
・日本の場合、認知行動療法を行っても、現実にはほとんど保険算定ができない
・通常の認知行動療法は、外来でかなり長い診療時間を要する
・バイオフォードバックは世界ではある程度普及しているが、日本では全く普及しておらす、わずかに試行している医療機関も自由診療である
となります。

なお、「日本の場合、認知行動療法を行っても、現実にはほとんど保険算定ができない」・「通常の認知行動療法は、外来でかなり長い診療時間を要する」とお伝えしましたが、この問題を解決するために、小生は「自主的認知行動療法」というものを開発し、学会や論文として公開しています。
「自主的認知行動療法」は診療時間があまり必要ではなく、「なかなか治らない痛み」に対して有効であることが学術報告されています。

「バイオフォードバックは世界ではある程度普及しているが、日本では全く普及しておらす、試行している医療機関も自由診療となっている」とお伝えしましたが、エメラルド整形外科疼痛クリニックでは、「なかなか治らない痛み」に対して、保険診療でバイオフォードバック治療を行っています。


エメラルド整形外科疼痛クリニック

札幌市北区麻生に開院し、痛みに対して積極的に治療を施行(電話:011-738-0011)
・治療方針:「両極の治療」
・治療方針の解説:全国初の試みである『モデル症例報告』を通じて、わかりやすく詳細に解説
・特徴:多彩な独自の治療法漢方薬バイオフィードバックなど)
・リハビリテーション:理学療法士は担当制で、2単位40分で実施
骨粗鬆症『骨粗鬆症打開プロジェクト』を展開するなど、積極的に治療
・院長の書籍:『骨粗鬆症治療の真実と7つの叡智®~超健康と長寿の秘訣~』

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