【骨粗鬆症】第3話:骨粗鬆症の治療により、これから起きる骨折の危険性を減らすことができる

前回は、骨粗鬆症になり大腿骨近位部骨折を発症することが、いかに生命に危険かをご説明しました。
今回は、骨粗鬆症の治療を勧める理由についてご紹介します。

骨粗鬆症は骨が脆くなってしまう疾患です。
そのため、ちょっとしたことで骨が折れてしまいます。

具体的には、
・ちょっと尻餅をついただけで、腰椎・仙骨、尾骨が折れた
・軽く荷物を持っただけで、胸椎や腰椎が折れた
・転んで手をついたら、橈骨が折れた
・転んで手をついたら、上腕骨が折れた
・玄関の段差で転んだら、大腿骨近位部骨折(大腿骨頚部骨折や大腿骨転子部骨折)になった
・けがはした記憶はないけれど、最近、背中が丸くなってきた(胸椎や腰椎の「いつのまにか骨折」です)
などです。

このように、骨粗鬆症になってしまうと、本当にちょっとしたこと(小さい外力)で骨が折れてしまいます。

ここからが大切なところです。
・もし、骨粗鬆症の治療をして、
・治療の結果、骨が少し丈夫になっていたら、
尻餅、荷物を持った時、転んだ時に、骨折が起きないで済んだかもしれません。

しかし、
・骨粗鬆症の治療をせずに、
・骨が脆いままにしておいたら、
尻餅、荷物を持った時、転んだ時に、骨は折れるでしょう。

そうです。
骨粗鬆症の治療の目的の1つ目は、
「骨粗鬆症の治療により、これから起きる骨折の危険性を減らすことができる」
ということです。

骨が折れてしまったら、日常生活がとても不自由になります。
場合によっては手術のために入院しなければならないかもしれません。

また、たとえ手術を受けたとしても、元の状態に戻らないこともあります。
ですから、骨が折れないに越したことはないですよね。


エメラルド整形外科疼痛クリニック

札幌市北区麻生に開院し、痛みに対して積極的に治療を施行(電話:011-738-0011)
・治療方針:「両極の治療」
・治療方針の解説:全国初の試みである『モデル症例報告』を通じて、わかりやすく詳細に解説
・特徴:多彩な独自の治療法漢方薬バイオフィードバックなど)
・リハビリテーション:理学療法士は担当制で、2単位40分で実施
骨粗鬆症『骨粗鬆症打開プロジェクト』を展開するなど、積極的に治療
・院長の書籍:『骨粗鬆症治療の真実と7つの叡智®~超健康と長寿の秘訣~』

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