【骨粗鬆症】第2話:骨粗鬆症は、胃癌や大腸癌より危険

いきなり質問をします。
「骨粗鬆症は、治療をしなければならないのでしょうか?」

一整形外科医ではなく、骨粗鬆症に詳しい医者としての返答は、
「骨粗鬆症の治療を受けていれば、転倒やケガをした時に、骨折しないですむかもしれないので、治療は受けた方が良い」
です。

「そんなこと、わかっているよ」
「わかっているけど、病院に受診するのが面倒」
「高血圧などで他の科にかかっているので、忙しくて整形外科に行く暇がない」
という方も多くおられるでしょう。

そこで、もう一度質問をします。
「それでは、胃癌と大腸がん、そして大腿骨近位部骨折のうち、最も命にとって危険なものはどれだと思いますか?」

統計では、
・胃癌の5年生存率(わかりやすく言うと、病気が起きた5年後に生きている確率)は、67.6%
・大腸癌の5年生存率は、70.0%
です。

そして、大腿骨近位部骨折の5年生存率は、約50%です。
そうです、大腿骨近位部骨折の5年生存率がこの中では最も悪いため、最も命にとって危険なものは、大腿骨近位部骨折ということになります。

「えっ、骨粗鬆症って癌よりも悪いの?」
そう思われる方が多いでしょう。

「はい、そのとおりです」
そのため、日本だけでなく、世界中で積極的に骨粗鬆症の治療が行われているのです。

これから、もっと詳しく骨粗鬆症の危険性をお伝えしていきます。


エメラルド整形外科疼痛クリニック

札幌市北区麻生に開院し、痛みに対して積極的に治療を施行(電話:011-738-0011)
・治療方針:「両極の治療」
・治療方針の解説:全国初の試みである『モデル症例報告』を通じて、わかりやすく詳細に解説
・特徴:多彩な独自の治療法漢方薬バイオフィードバックなど)
・リハビリテーション:理学療法士は担当制で、2単位40分で実施
骨粗鬆症『骨粗鬆症打開プロジェクト』を展開するなど、積極的に治療
・院長の書籍:『骨粗鬆症治療の真実と7つの叡智®~超健康と長寿の秘訣~』

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