【骨粗鬆症】第10話:骨粗鬆症の診断基準

骨密度についてご理解いただい後は、骨粗鬆症の診断基準についてです。
骨粗鬆症のガイドラインでは、明確に骨粗鬆症の診断基準が定められています。

その際、「脆弱性骨折」というキーワードが出てくるので、まずこちらをご説明します。
「脆弱性骨折」とは、「立った姿勢からの転落か、それ以下の外力による骨折のこと」です。
つまり、大きなケガではなく、ちょっとしたケガということです。
ちょっとしたケガで折れたということは、骨が脆い証拠と考えるということです。

なお、大きなケガとは、屋根・2階からの落下や、交通事故などが該当します。
これらはある程度大きな外力になるので、たとえ骨折をしてしまっても、骨が脆いとは言えない、と考えるということです。

骨粗鬆症の診断基準

それでは、骨粗鬆症の診断基準についてです
①脊椎の椎体や大腿骨近位部に脆弱性骨折が発症した
②骨密度が70%未満
③骨密度が80%未満で、脊椎の椎体や大腿骨近位部以外に脆弱性骨折が発症

これらのいずれかに該当する場合、骨粗鬆症の診断となります。
以前お伝えしたように、骨質は測定できませんので、診断基準には入りません。


エメラルド整形外科疼痛クリニック

札幌市北区麻生に開院し、痛みに対して積極的に治療を施行(電話:011-738-0011)
・治療方針:「両極の治療」
・治療方針の解説:全国初の試みである『モデル症例報告』を通じて、わかりやすく詳細に解説
・特徴:多彩な独自の治療法漢方薬バイオフィードバックなど)
・リハビリテーション:理学療法士は担当制で、2単位40分で実施
骨粗鬆症『骨粗鬆症打開プロジェクト』を展開するなど、積極的に治療
・院長の書籍:『骨粗鬆症治療の真実と7つの叡智®~超健康と長寿の秘訣~』

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