【骨粗鬆症】第9話:骨密度は、3か所の測定が望ましい

骨密度の問題はまだあります。

骨粗鬆症のガイドラインでは、「腰椎」と「大腿骨近位部」の骨密度の測定が推奨されていますが、実はもっと詳しく記載されています。

それが、
・腰椎は、第1腰椎~第4腰椎あるいは第2腰椎~第4腰椎を測定する
・大腿骨は、頚部またはtotal hipの2か所を測定する
・複数部位で測定した場合、最も低い値を骨密度とする
・腰椎、大腿骨近位部の測定が困難な場合、橈骨、第二中手骨の骨密度で評価する
ということです。

この内容自体は、非常に理にかなっています。

詳しく言うと、腰椎は「海綿骨」、大腿骨は「皮質骨」を評価しています。
ですから、上記の評価方法は「海綿骨」と「皮質骨」の両方を評価しているので、適切といえます。
また、大腿骨は「頚部」を独立して評価していますが、この部位は大腿骨頚部骨折が起きる部位なので、評価部位としては適切です。

そしてここで問題が起きます。

それは、
・第1腰椎~第4腰椎あるいは第2腰椎~第4腰椎で評価をしていない医療機関がある
・腰椎の大腿骨近位部の片方しか測定しない医療機関がある
ということです。

残念ながら、これでは、十分な検査とは言えず、骨密度の評価としては十分ではありません。

エメラルド整形外科疼痛クリニックでは、もちろん、
・腰椎は、第1腰椎~第4腰椎あるいは第2腰椎~第4腰椎
・大腿骨は、頚部とtotal hipの2か所
を測定していますので、ご安心ください。


エメラルド整形外科疼痛クリニック

札幌市北区麻生に開院し、痛みに対して積極的に治療を施行(電話:011-738-0011)
・治療方針:「両極の治療」
・治療方針の解説:全国初の試みである『モデル症例報告』を通じて、わかりやすく詳細に解説
・特徴:多彩な独自の治療法漢方薬バイオフィードバックなど)
・リハビリテーション:理学療法士は担当制で、2単位40分で実施
骨粗鬆症『骨粗鬆症打開プロジェクト』を展開するなど、積極的に治療
・院長の書籍:『骨粗鬆症治療の真実と7つの叡智®~超健康と長寿の秘訣~』

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