【骨粗鬆症】第6話:骨粗鬆症は病気

これまでの回で骨粗鬆症の治療をする重要性がご理解いただけたと思います。
これからは、骨粗鬆症の一般的な内容をご紹介します。

まず、そもそも「骨粗鬆症」とは何でしょうか?

骨は、毎日、骨芽細胞により作られ(骨形成)、破骨細胞により壊され(骨吸収)ています。
何かの理由により、このバランスが崩れてしまい、骨を壊される(骨吸収)方が多くなってしまうと、どんどん骨が脆くなってしまします。
これが、骨粗鬆症です。

別な見方をすると、骨粗鬆症は骨が脆くなる病気と言えます。
そして、骨が脆くなった結果、転倒などのちょっとしたケガで骨折してしまうことが問題と言うことです。

そして、病気であれば治療が望ましいと言えます。
また、骨粗鬆症という病気の「合併症」である「骨折」を減らすことが治療の目的になります。

ちなみに、WHO(世界保健機関)の定義では、
「骨粗鬆症は、低骨量と骨組織の微細構造の異常を特徴とし、骨の脆弱性が増大し、骨折の危険性が増大する疾患である」
となっていますが、ちょっと難しいですよね。

「病気」という視点からみると、
「骨粗鬆症は、骨密度が低下し骨質が低下してしまった結果、骨強度が低下し、骨折しやすくなった状態」
となります。

ここで新しく、骨密度と骨質という言葉が出てきたので、次回に解説します。


エメラルド整形外科疼痛クリニック

札幌市北区麻生に開院し、痛みに対して積極的に治療を施行(電話:011-738-0011)
・治療方針:「両極の治療」
・治療方針の解説:全国初の試みである『モデル症例報告』を通じて、わかりやすく詳細に解説
・特徴:多彩な独自の治療法漢方薬バイオフィードバックなど)
・リハビリテーション:理学療法士は担当制で、2単位40分で実施
骨粗鬆症『骨粗鬆症打開プロジェクト』を展開するなど、積極的に治療
・院長の書籍:『骨粗鬆症治療の真実と7つの叡智®~超健康と長寿の秘訣~』

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